皮膚症状で悩んでいませんか?

犬 皮膚症状

「繰り返す赤みや痒み…」
「いつもより毛づやが悪い、フケが多い…」

程度の差はあれど、犬たちの皮膚について、悩まれたことのある方は多いのではないでしょうか?皮膚の調子が悪い…そんな時、獣医師がぱっと頭に思い浮かべるのは以下のようなことです。

  • 感染(細菌やカビ、寄生虫など)
  • アトピー
  • アレルギー
  • 遺伝
  • ストレス

痒みの有無、症状がでる時期、症状がでる場所、そして見た目などで、ある程度判断できることもありますし、感染などはきちんと皮膚検査をすればわかることも多いため、気になる皮膚症状がでているなら、かかりつけの動物病院にはぜひ相談に行きましょう。

その上で、自宅でできる皮膚ケアの一つである日々の食事について、おすすめできる食事とその理由をご紹介いたします。

監修獣医師

高橋 宏実
獣医師・ペット栄養管理士

麻布大学 獣医学部 獣医学科卒業。東京都内の動物病院で臨床医として勤務。
その後、獣医師として栄養学をより深く学ぶことで、犬猫の健康を臨床医時代とは違う視点からもサポートできるのではと考え現在に至る。毎日欠かさず動物関係のSNSをみることで日々癒されている。

皮膚が荒れるメカニズム

皮膚が荒れるメカニズム

さて、皮膚が荒れている時、犬たちの体ではいったい何が起きているのでしょうか?

皮膚が荒れる原因は大きく二つに分類できます。

一つ目が、外からの刺激。

たとえば、紫外線や乾燥、寒暖差、薬物との接触や金属、花粉などが挙げられます。 人でも、ちょっと紫外線にあたると赤くなってしまったり、冬場の乾燥時期には皮がむけてしまったり、よくありますよね。犬たちも同じで、それぞれの犬によって苦手な刺激が違ってきます。

二つ目が、犬たちの内側の問題。もともと皮脂腺に問題があったり、何かの物質にアレルギーを持っていたり、あるいはその時の犬の体調などが挙げられます。

皮膚は体の一番外側にある排泄の機能を強く備えた臓器です。なので、体に合わないものが入ってきた時など、皮膚からも排泄しようとしますが、その際、皮膚に症状がおきてしまうことは多々あります。

この二つの原因が組み合わさって、皮膚に過剰な免疫反応が起きるとき、皮膚症状がでてきます。免疫反応とは、生物が生きていくにあたってとても大事な反応ですが、過剰に起きてしまうと、赤くなったり、痒くなったり、新陳代謝が加速してフケがでてしまったり…そんな皮膚症状につながっていくのです。

原因がなんであれ、皮膚が荒れている時は、皮膚炎症のサイン。

治療は、原因を特定し、それを取り除く、あるいは改善してあげること、 そして、皮膚の炎症を抑えること、この二つが中心になります。

皮膚と食事の関係~脂肪酸について~

脂肪酸

そんな炎症を抑えるための食事は、どのようなものを選べばいいのでしょうか?

皮膚症状の原因が食物アレルギーとはっきり分かっている場合は、アレルゲンを避けた食事にするのが基本です。

もう一つ大事なものが、食事中の脂質。

脂質には、構成要素として脂肪酸が含まれています。この脂肪酸、代表的なものにオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸があり、 たとえばオメガ6脂肪酸は普段よく口にするサラダ油などの一般的な植物油に、オメガ3脂肪酸は魚油や亜麻仁油、チアシードオイルなどに含まれています。

この二つの脂肪酸、見た目はほとんど同じですが、役割が違っていて オメガ6脂肪酸は、皮膚バリア機能の維持に、オメガ3脂肪酸は、炎症の抑制に、 働くとされています。

オメガ3脂肪酸の方が一般的に摂取しづらい脂肪酸であるため、炎症が起きている犬ではまず、オメガ3脂肪酸を積極的に摂取することを心がけましょう。

一方、オメガ6脂肪酸に関しては、すこし注意が必要。

基本的には皮膚バリア機能の維持に役立つ脂肪酸なのですが、中には皮膚の炎症を促してしまうものも存在するのです。

そのため、オメガ6脂肪酸は、含まれている量だけでなく、どんな種類のオメガ6脂肪酸が含まれているのかを注意する必要があります。

皮膚炎の犬たちにお勧めできるオメガ6脂肪酸の一つに、 ガンマリノレン酸があります。

この脂肪酸は、月見草やボラージなどに含まれていて、抗炎症物質の産生を促してくれるんだとか。

オメガ3脂肪酸や、良質なオメガ6脂肪酸は、皮膚炎の強い味方になってくれます。ぜひ、普段の食事にどんな脂質が含まれているのか、確認してみましょう。

気になる皮膚症状におすすめの食事

皮膚症状におすすめの食事

サニメドの犬用ハイドロライズドプロテインは、日本語訳すると「加水分解食」となります。加水分解食とは、食事中のタンパク質を細かく分解したもので、アレルギーの原因になりにくい食事として、アレルギー治療に使用されています。

サニメドの犬用ハイドロライズドプロテインは、グルテンフリーでもありますし、アレルギー用の食事として使っていただけるのですが、今回注目したいのは、含まれている脂肪酸。

オメガ3脂肪酸の量が、数ある皮膚用の食事の中でも、最も高いものの一つなんです。

このオメガ3脂肪酸の主な供給原はサーモンオイルで、最近注目されている、抗酸化物質として有名なアスタキサンチンも多く含まれています。

袋を開けたとたん、サーモンの香ばしい香りが広がるのも特徴のひとつ。 嗜好性にも自信のある製品なんです。そして、まだまだ犬の食事の中では珍しく、ガンマリノレン酸の割合が高い食事でもあります。

もちろん、他のサニメド製品と同じく、小分けパックに詰められていますので、いつでも開けたてのサーモンの香りが漂います。(※小分け仕様は1kg製品のみとなります。)

このハイドロライズドプロテイン、オランダではアトピーセンシティブと名付けられ、 「ちょっと敏感な子たち」に使われているそう。

いつも行っている治療のサポートに使ってもよし、毛づややふけ対策に使ってもらってもよし。

気になる皮膚症状があるなら、ぜひサニメドのハイドロライズドプロテインをお試しください。

サニメド犬用ハイドロライズドプロテイン
動物病院専売 療法食 サニメド

SANIMED

犬用ハイドロライズドプロテイン

食物アレルギーによる皮膚疾患および消化器疾患の犬に給与することを目的として、加水分解タンパク質を使用し、EPA/γリノレン酸を配合した食事です。